市民に憩いと安らぎを提供するエリアです。公園南側の文化交流施設へ人の流れを演出します。
小倉城の歴史は、永禄12年(1569年)に中国地方の毛利氏が現在の地に城を築いたことから始まります。
その後、関ヶ原の戦いの論功行賞で入国した細川忠興が慶長7年(1602年)から約7年をかけて築城。このときに天守閣が建てられました。
寛永9年(1632年)には譜代大名の小笠原忠真(ただざね)が入城。以降は幕末まで小笠原氏の居城となります。
細川忠興の造った小倉城の天守閣は最上階が下階より広くなっており「唐造り(からづくり)」と呼ばれます。5階が4階よりも大きくなっており、築城当時は全国で唯一の珍しいものでした。また、小倉城は城や城下町一帯の外周を堀や石垣で囲い込んだ「総構え」と呼ばれる構造で、周囲の長さは現在の砂津~中津口~香春口~豊後橋~金田~竪町を結ぶ約8キロメートルです。
現在の天守閣は昭和34年(1959年)に再建されたものです。昔の天守閣は天保8年(1837年)に火災で焼失しました。
中央図書館は昭和50年(1975年)4月に開館しました。特徴的な外観はプリツカー賞などを受賞した建築家・磯崎新氏のデザインによるもので、小倉城と並ぶ勝山公園のシンボルとして市民に親しまれています。子ども図書館も併設されており、休日には親子連れの姿も見られます。映画の撮影にも使われており、2012年には映画「図書館戦争」の撮影が行われました。
大芝生広場の南側にある建物が、勝山公園管理事務所があるグリーンエコハウスです。グリーンエコハウス内では公園管理業務だけでなく、さまざまなイベントもおこなっています。